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阿波の国保 NO.316号 平成28年11月号

 

 

 WEB版 阿波の国保

 

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第33回「健康なまちづくり」シンポジウム

平成28年度全国市町村国保主管課長研究協議会

平成28年度市町村・国保組合国保事務担当者研修会

第56回全国国保地域医療学会

徳島県保険者協議会第4回実務担当者部会

☆ 厚生労働大臣・国民健康保険中央会表彰

☆ 第29回徳島県国保被保険者健康づくり推進作品入選作品決定

数字で見る国保医療費の動き(平成28年6月~平成28年8月審査分)

国保連合会日誌(平成2881日~平成281031日)

健康なまちづくりに向けた取り組みを発表

第33回「健康なまちづくり」シンポジウム 

 平成28年8月23日、東京都日本教育会館にて、国民健康保険中央会主催の第33回「健康なまちづくり」シンポジウムが開催されました。

 はじめに、国民健康保険中央会原勝則理事長より「地域における保健事業の取り組みはこれまで以上に大きな期待が寄せられており、地域住民の健康の確保、QOLの確保はもとより、我が国の社会保障制度の持続可能性を高めていくうえでも、成し遂げなければならない重要な課題である。地域全体の健康度を高め、地域住民の健康格差を縮小していくためには、健康に関心の低い無関心層にも働きかけ、地域全体としての健康づくりをより一層展開していくことが市町村においても求められている。今後も保険者の皆様の取り組みについて支援できるよう努めていきたい」と挨拶がありました。

 続いて、厚生労働省保険局国民健康保険課榎本健太郎課長、厚生労働省健康局健康課保健指導室島田陽子室長よりそれぞれ来賓挨拶があり、その後「健康長寿社会を可能とする健幸都市とは」と題し、筑波大学大学院人間総合科学研究科スポーツ医学専攻久野譜也教授より講演を受けました。

 午後からのシンポジウムでは「健康無関心層まで届く健康づくりを考える」~健康なまちづくりを目指して~をテーマに高知県梼原町の矢野富夫町長など4名から、それぞれの自治体での取り組み事例の発表があり、健康なまちづくりに向けて学びました。

新国保制度における保険者機能の強化について説明

平成28年度全国市町村国保主管課長研究協議会

 平成28年8月24日、東京都日本教育会館にて、国民健康保険中央会主催の平成28年度全国市町村国保主管課長研究協議会が開催されました。

 はじめに、国民健康保険中央会原勝則理事長より「昨年の国保法の改正によって広域拡充等による財政基盤の強化や国保運営の在り方の見直し等が行われることとなった。新たな制度では、平成30年度から都道府県が国保財政運営の責任主体となって国保運営の中心的な役割を担うとともに、市町村は引き続き保健事業など、地域におけるきめ細やかな事業を行っていくこととなる。半世紀ぶりの大改正であるだけに、しっかりとした準備が必要である。また、こうした制度改正と並んで、社会保障制度の持続可能性を高めていくためには、地域における保健事業の取り組みが極めて重要である。住民が住み慣れた地域で健やかに暮らせる地域づくりを推進するため、地域の状況を的確に把握し、重点課題を明確にして効果的な健康づくりをサポートしていく取り組みを進めていかなければならない」と挨拶がありました。

続いて、厚生労働省保険局国民健康保険課榎本健太郎課長からの来賓挨拶のあと、引き続き「国保制度改革の検討状況について」と題し講演が行われました。この中で、新たな国保制度での役割分担や保険者機能の強化として、データヘルス計画や保険者努力支援制度の仕組みについて説明がありました。

午後から行われたシンポジウムでは「保険者努力支援制度に向けた取り組み」をテーマに、福岡県飯塚市こども・健康部医療保険課井坂政則課長など5名より地域包括ケアの推進や後発医薬品の使用促進などの取り組み発表がありました。また徳島県から、那賀町相生保健センター北谷ゆかり課長補佐保健師より「健診(検診)未受診者対策」と題して那賀町における特定健診の受診率向上に対する取り組み事例の発表が行われました。

国民健康保険料(税)の収納率向上について学ぶ

平成28年度市町村・国保組合国保事務担当者研修会

 平28年9月6日国保会館にて、平成28年度市町村・国保組合国保事務担当者研修会が徳島県保健福祉部と徳島県国民健康保険団体連合会の共催により開催されました。

はじめに、徳島県保健福祉部保健福祉政策課国保制度改革対策室麻植塚佳彦室長と徳島県国民健康保険団体連合会三橋松男事務局長からの主催者挨拶のあと「国民健康保険料(税)収納率向上のための取組について」と題し、国民健康保険料(税)収納率向上アドバイザーの倉敷市保健福祉局健康福祉部国民健康保険課田中正人課長主幹より講演がありました。講演では、倉敷市における徴収の事例に基づく取り組みの紹介がありました。

 その後、徳島県保健福祉部保健福祉政策課国保制度改革対策室大林佐知子係長より国民健康保険事務について、国保連合会より国民健康保険療養費支給申請書及び指定公費について、保険財政共同安定化事業についてそれぞれ説明がありました。

地域包括医療・ケアを支える地域づくりについて考える

―第56回全国国保地域医療学会―

 平成28年10月7から8日、山形市にて第56回全国国保地域医療学会が開催され、徳島県からは、徳島県国保診療施設運営協議会の中田丑五郎会長(勝浦町長)外、18人の出席がありました。

 1日目は、開会式の後、山形県出羽三山羽黒山宿坊大聖坊十三代目星野文紘住職より「修験道と現代~出羽三山文化と日本人の精神性~」と題した特別講演が行われました。午後より開催された国保直診開設者サミットでは「これから問われる『地域力』~地域包括医療・ケアと地方創生~」をテーマに、厚生労働省保険局国民健康保険課榎本健太郎課長の助言を交えながら、4人の発言者との意見交換が行われました。

 2日目は「『地域包括医療・ケア』を地域づくりの礎に~住民と一体となって取り組むために~」をテーマにシンポジウムが行われ、4人の発言者より病院や行政などそれぞれの立場から地域包括医療・ケアの実態や課題について説明がありました。午後からの市民公開講座では東北大学加齢医学研究所川島隆太教授より「脳を鍛えて認知症を予防する」と題した講演が行われました。

 2日間の学会開催中に行われた研究発表について、徳島県からは口演発表で美波町国民健康保険美波病院本田壮一院長、ポスターデジタル発表で、つるぎ町立半田病院割石大介臨床工学技士、つるぎ町立半田病院佐藤来菜助産師からそれぞれ発表がありました。

データヘルスの取り組み状況等について協議

―徳島県保険者協議会第4回実務担当者部会―

 平成28年10月31日、国保会館にて、徳島県保険者協議会第4回実務担当者部会が開催されました。

 最初に、平成28年10月1日の人事異動により森部会長が代わられ、残任期間を後任の全国健康保険協会徳島支部角光由グループ長が部会長となることが承認されました。

 角部会長の進行のもと、はじめに事務局より、保険者インセンティブ共通指標の取り組みである「後発医薬品使用促進」と「糖尿病等の重症化予防」のそれぞれに対する、現在の取り組みや情勢について説明を行いました。その後、平成28年度下期と平成29年度の取り組みについて全体討議を行いました。

続いて、徳島県地域医療構想(案)に対する意見として、県に対する回答の内容について事務局より報告を行いました。

平成28年度厚生労働大臣・国民健康保険中央会表彰

永年の功績により晴れの栄誉に輝く


厚生労働大臣表彰被表彰者

徳島県国民健康保険診療報酬審査委員会委員   和田 泰男

徳島県国民健康保険診療報酬審査委員会委員   井上 光郎

国民健康保険中央会表彰被表彰者

徳島県国民健康保険団体連合会前理事長     原  秀樹

徳島県国民健康保険診療報酬審査委員会委員   武市 俊彰

徳島県国民健康保険団体連合会

       介護給付費等審査委員会委員   原  知子

上勝町元保健師長               阪野 英子

つるぎ町長寿介護課地域包括支援センター

             主幹(保健師)   藤井 初美

つるぎ町保健センター主幹(保健師)      大泉 登子

第29回徳島県国保被保険者健康づくり推進作品

―ポスター・標語入選作品決定―

 本会では、県内の国保被保険者の健康づくり推進の一環として、県内小学校の児童を対象に「健康」をテーマに、ポスター・標語の募集を行っています。

第29回となった今回は、ポスター45点、標語557点の応募があり、今年も「健康になるために気をつけたいこと」を考えながらの作品が多数寄せられました。

9月23日、国保会館にて選考会が行われ、最優秀にポスターの部からは、鴨島小学校4年大石拓海さんの「元気に歩いて体力づくり」の作品が、標語の部からは、鳴門西小学校6年村瀬龍馬さんの「届けたい 自分に自分で 健康を」の作品がそれぞれ選ばれました。

最優秀作品については、国保被保険者の健康づくりに対する意識の高揚を図ることを目的に本会の広報活動や保健事業に幅広く活用します。

なお、12月27日、28日に徳島市シビックセンターで作品展を開催し、28日に表彰式を行います。

数字で見る国保医療費の動き(平成28年6月~平成28年8月審査分)

国保連合会日誌(平成28年8月1日~平成28年10月31日)