WEB版 阿波の国保
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☆ 国保制度改善強化全国大会 ☆ 第40回徳島県国保診療施設地域医療学会 ☆ 平成28年度徳島県国保運営協議会会長連絡協議会 ☆ 数字で見る国保医療費の動き(平成28年9月~平成28年11月審査分) ☆ 国保連合会日誌(平成28年11月1日~平成29年1月31日) |
国保の安定的な運営に向けて10項目を決議 ―国保制度改善強化全国大会― 平成28年11月17日、明治神宮会館にて国保中央会主催の国保制度改善強化全国大会が開催され、徳島県からも市町村長をはじめ14人が出席しました。 大会では、医療保険制度の一本化の早期実現や平成30年度からの新たな財政運営の仕組みに円滑に移行できるよう標準保険料率等の設定に向けた支援や保険料の激変緩和のための措置を講じることなど10項目の決議について満場一致で採択しました。 大会終了後、決議の早期実現に向け、出席者による関係省庁や国会議員等への陳情を行いました。本会からも衆議院議員会館への代表陳情と、地元選出国会議員への陳情を行いました。 ≪大 会 決 議≫
1.医療保険制度の一本化を早期に実現すること 1.平成29年度からの毎年3,400億円の公費投入は遅滞なく確実に実施するとともに、引き続き財政基盤の強化に向けた策を講じること 1.平成30年度からの新たな財政運営の仕組みに円滑に移行できるよう、標準保険料率等の設定に向けた支援や保険料の激変緩和のための措置を講じること 1.子どもの医療費助成等の地方単独事業実施に係る国庫負担金・調整交付金の減額措置を直ちに廃止すること 1.災害発生時においても医療サービスの提供や診療報酬等の支払が迅速かつ適切に行われれるよう、財政支援をはじめ必要な措置を講じること 1.保険者及び国保連合会が行う国保データベース(KDB)システム等を活用したデータヘルス事業について、所要の人材確保や財政措置を講じること 1.医師・看護師等の確保や地域偏在等の解消を推進し、併せて介護人材の確保・育成を図るとともに、十分な財政措置を講じること 1.医療等分野における番号制度の円滑な運用のため、国の責任において必要な財政措置を講じること 1.平成30年度からの新たな国保制度を円滑に運営するため、保険者が共同して設立した国保連合会の積極的な活用を図ること 1.国民健康保険組合の健全な運営を確保すること
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第40回徳島県国保診療施設地域医療学会
―看取りを支える地域包括ケア 住み慣れた地域で最期まで―
平成28年11月27日、「看取りを支える地域包括ケア~住み慣れた地域で最期まで~」をテーマに、第40回徳島県国保診療施設地域医療学会が開催されました。この学会は県内国保診療施設に勤務する人や、地域の保健・医療・福祉・介護に携わる人を対象に、地域医療及び地域包括ケアの実践の方途と相互研鑽を図ることを目的として毎年開催されているもので、今年は国保診療施設関係者157人が出席しました。
開会式 開会式では、主催者として徳島県国保診療施設運営協議会の中田丑五郎会長(勝浦町長)、全国国保診療施設協議会徳島県協議会の沖津修会長(つるぎ町病院事業管理者)から、来賓として徳島県の飯泉嘉門知事(国保制度改革対策室麻植塚佳彦室長代読)、徳島県国民健康保険団体連合会の遠藤彰良理事長(山中俊和常務理事代読)からそれぞれ挨拶がありました。 表彰式 開会式に続いて、国保診療施設事業の向上発展に功績があった者を表彰する徳島県国民健康保険診療施設運営協議会会長表彰の表彰式が行われました。表彰された方々は次のとおりです。
パネルディスカッション
「看取りを支える地域包括ケア~住み慣れた地域で最期まで~」をテーマに、司会者を上勝町診療所木下英孝所長、助言者を東京大学大学院人文社会系研究科死生学・応用倫理センター上廣講座会田薫子特任准教授、徳島大学大学院医師薬学研究部総合診療医学分野谷憲治特任教授として、4人
特別講演 東京大学大学院人文社会系研究科死生学・応用倫理センター上廣講座会田薫子特任准教授より「長寿時代のエンドオブライフ・ケア」と題した特別講演が行われました。講演では、加齢による心身機能・生理的予備能の低下を表す状態のフレイルという定義についての説明があり、それを踏まえた終末医療のあり方について考えました。医療従事者として意思決定のプロセスにフレイルの評価を組み込み、最期まで尊厳を尊重した人間の生き方に着目して延命治療を行うことが大切であることを学びました。
研究発表
研究発表は2部に分け、研究発表Ⅰの座長を美波町国民健康保険日和佐診療所の川井尚臣所長、研究発表Ⅱの座長を三好市国民健康保険市立三野病院の小松美智子チーフ主任看護師とし、各施設から医師部門4題、看護師部門3題、リハビリ部門1題の計8題について日頃の実践を通じた発表がありました。
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国保をめぐる現状と諸課題について共通認識を図る ―平成28年度徳島県国民健康保険運営協議会会長連絡協議会―
平成29年1月26日、徳島グランヴィリオホテルにて徳島県国保運営協議会会長連絡協議会が開催され、市町村保険者の国民健康保険運営協議会会長、委員及び国保関係者等19保険者32人が出席しました。この協議会は、国保制度の運営の長期的な安定と地域医療の充実をめざし、国保をめぐる諸情勢や課題等の共通認識を図ることを目的に毎年実施しています。 開会後、はじめに小森將晴協議会会長からの主催者挨拶、また来賓挨拶として徳島県保健福祉部保健福祉政策課国保制度改革対策室麻植塚佳彦室長、徳島県国民健康保険団体連合会遠藤彰良理事長(山中俊和常務理事代読)よりそれぞれ挨拶がありました。 その後、徳島県国保連合会宮本道代事業課長補佐より「データから見る保険者インセンティブと市町村国保の現状」と題した講演がありました。講演では保険者インセンティブについて、KDBシステムを用いて出力した実際のデータをもとに現状を把握しながら保険者努力支援制度についての説明がありました。 続いて、国民健康保険中央会松岡正樹審議役より「国保をめぐる諸情勢について」と題した講演があり、国保制度改革の実施に向けた運営方法やスケジュール等について説明がありました。 |
数字で見る国保医療費の動き(平成28年9月~平成28年11月審査分)