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阿波の国保 NO.333号 令和3年2月号

WEB版 阿波の国保

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☆ 国保制度改善強化全国大会

☆ 徳島県市町村国保運営協議会会長連絡協議会

☆ KDBシステム担当者説明会

☆ 徳島県国保診療施設事務部会

☆ 数字で見る国保医療費の動き(令和2年9月~令和2年11月審査分)

☆ 国保連合会日誌(令和2年11月1日~令和3年1月31日)

 

 

 

国保の持続的な制度運営確立のため10項目を決議

―国保制度改善強化全国大会―

 

 

 令和2年11月13日、東京都の砂防会館にて、国保中央会主催の国保制度改善強化全国大会が開催され、徳島県からも町長をはじめ4人が出席しました。

 国保中央会の岡﨑誠也会長(高知市長)は主催者挨拶で、「コロナ対策に万全を期すため、地方自治体や国保連合会に対して、医療提供体制や国保制度の安定的な運営を確保するために必要な支援措置を講じることを強く求める」と訴えました。

 また、大会宣言のなかで全国町村会の坂口博文町長(徳島県那賀町長)は、「国保制度を持続可能なものとするため、今後も国は制度運営について、責任を持って最大限の努力をしていく必要がある」と述べました。

 来賓として田村憲久厚生労働大臣、武田良太総務大臣に代わり、厚生労働事務次官、大臣官房審議官が各大臣の挨拶を読み上げました。続けて自由民主党の磯﨑仁彦政務調査会長代理、立憲民主党の岡本充功政務調査会長代理より挨拶がありました。

 大会では、全国市長会を代表して沖縄県宮古島の下地敏彦市長が決議文を読み上げ、医療保険制度一本化の早期実現や、公費投入を確実に実施し、財政支援の充実を図ることなど、10項目の決議が採択されました。

 大会終了後、決議の早期実現に向け、出席者による関係省庁や国会議員等への陳情を行いました。

 

≪大 会 決 議≫

1.医療保険制度の一本化を早期に実現すること。

1.国保の財政基盤強化のための公費投入の確保を確実に実施するとともに、保険者

  努力支援制度等が有効に活用されるよう、財政支援の充実を図ること。

1.普通調整交付金が担う自治体間における所得調整機能は、今後もその機能を維持

  し、見直しを行わないこと。

1.新型コロナウイルス感染症対策に万全を期すため、公立病院等の医療提供体制や

  国保制度の安定的な運営が確保できるよう、地方自治体及び国保連合会に対して

  必要な支援措置を講じること。

1.後期高齢者医療制度の窓口負担の見直しについては、必要な医療への受診抑制に

  つながらないよう、低所得者に十分配慮すること。

1.子どもの医療費助成等の地方単独事業に係る国庫負担減額調整措置の全廃及び子

  どもに係る均等割保険料(税)の軽減制度の創設を行うこと。

1.生涯にわたる健康づくりや高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施を推進する

  ため、保健医療専門職の確保やKDBシステム等を活用した保健事業への支援を更

  に充実させること。

1.医師をはじめとした医療・介護人材の確保、地域偏在の解消のため、必要な措置

  を講じること。

1.オンライン資格確認等システムの円滑な実施やデータヘルス改革の推進に当たっ

  ては、国の責任において財政支援をはじめ必要な措置を講じること。

1.国民健康保険組合の健全な運営を確保すること。

 

 

  

 

  

新型コロナウイルスとどう向き合うか

国保の情勢、課題を学ぶ

―令和2年度徳島県市町村国保運営協議会会長連絡協議会―

 

 

 令和3年1月21日、徳島市の徳島グランヴィリオホテルにて徳島県市町村国民健康保険運営協議会会長連絡協議会を開催し、各市町村の国民健康保険運営協議会会長、委員並びに国保関係者等18保険者28人が出席しました。

 この協議会は、会長相互の連絡調整を行うとともに、国保事業の発展に寄与するため、国保をめぐる諸情勢や課題等の共通認識を図ることを目的に実施しています。

 開会の前に、協議会の会長について事務局より提案を行いました。会長の鳴門市国保運営協議会小森將晴会長が任期途中で辞任されたため、残任期間について後任の鳴門市国保運営協議会秋田美代会長を協議会会長とすることが承認されました。

 開会後、はじめに、秋田美代会長から主催者挨拶があり、徳島県保健福祉部国保・自立支援課の福良憲市課長、徳島県国民健康保険団体連合会の内藤佐和子(山中俊和常務理事代読)より来賓挨拶がありました。

 続いて、徳島県保健福祉部国保・自立支援課の島明子課長補佐より「徳島県国民健康保険運営方針について」と題し、財政や新制度施行後の動きなど、国民健康保険の現状を踏まえた運営方針の改正について講演がありました。

 その後、徳島県医師会の大塚明廣顧問より、「コロナ時代をどう生きるか ~withコロナ~」と題して、新型コロナウイルスの性質や健康に生きるために必要なもの等について講演がありました。

 

 

  

 

     

KDBシステムの効果的かつ効率的な活用にむけて

―国保データベース( KDB )システム初任者向け研修会―

 

 

 令和2年12月9日・10日の2日間にかけて、国保データベース(KDB)システム初任者向け研修会を開催しました。新型コロナウイルス感染状況を考慮し、両日午前・午後に分けて計4回の開催となりました。実機を使用した研修会は初めての試みでしたが、各回多数の保険者からご出席いただきました。

 KDBシステムは、閲覧可能な帳票が現在88種類あり、多くの機能が備わっています。日頃より、活用に関してハードルが高いというご意見もあり、今回は初任者向けの研修内容とし、まずはKDBシステムにログインし操作に慣れていただくことを目的にすすめました。

 研修会では、本会保険者支援課保健係より、①KDBシステムの概要、②基本的な操作方法、③帳票一覧、④帳票/CSV一括出力機能について説明し、出席者に、直接パソコンからKDBシステムにログインしていただき、画面で主な帳票をひとつひとつ見ていただきながら基本的な操作方法について体験いただきました。

 KDBシステムの導入により、地域の健診・医療・介護の見える化が容易になりました。今回の実機研修を機に、今まで操作をしたことがない方も、まずはKDBシステムに触れてもらうことで、今後の保健事業にお役立ていただけたらと思っています。

 

 

  

 

     

国保診療施設の現状について意見交換

-徳島県国保診療施設事務部会-

 

 

 令和3年1月27日、徳島県国保会館にて、徳島県国保診療施設事務部会を開催しました。

 会議は古富部会長(那賀町立上那賀病院事務長)の進行のもと、事務局より令和3年度国民健康保険診療施設運営協議会事業計画(案)及び令和3年度国民健康保険診療施設運営協議会会員負担金(案)について説明を行いました。会員負担金においては、令和3年度より全国国保診療施設協議会会費が値上げとなっていることなどについて説明し、各施設に負担いただく会費を了承いただきました。

 次に、各施設から提出された議題について協議を行いました。新型コロナウイルスワクチン接種について、各施設及び各市町の準備状況等について報告し、現在抱えている問題点等について議論を交わしました。

 最後に、事務局から令和2年度全国国保診療施設協議会が実施した新型コロナウイルスに関係するアンケート調査及び厚生労働省への要望書の資料説明並びに令和3年度の徳島県国保診療施設運営協議会月別予定表を説明し、参加のお願いを呼びかけました。

 

 

 

数字で見る国保医療費の動き(令和2年9月~令和2年11月審査分)

 

 

国保連合会日誌(令和2年11月1日~令和3年1月31日)