阿波の国保 NO.309号 平成27年2月号
WEB版 阿波の国保
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☆ 第38回徳島県国保診療施設地域医療学会 ☆ 平成26年度厚生労働大臣・国民健康保険中央会表彰 ☆ 国保制度改善強化全国大会 ☆ 平成26年度徳島県国保運営協議会会長連絡協議会 ☆ 第19回徳島県保険者協議会 ☆ 平成26年度市町村・国保組合国保事務担当者研修会 ☆ 数字で見る国保医療費の動き(平成26年9月~平成26年11月審査分) ☆ 国保連合会日誌(平成26年11月1日~平成27年1月31日)
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第38回徳島県国保診療施設地域医療学会
―ひとに寄り添う地域包括ケアをめざして―
平成26年11月30日、「ひとに寄り添う地域包括ケアをめざして」をテーマに、第38回徳島県国保診療施設地域医療学会が開催されました。この学会は県内国保診療施設に勤務する人や、地域の保健・医療・福祉・介護に携わる人を対象に、地域医療及び地域包括ケアの実践と相互研鑽を図ることを目的として毎年開催されているもので、今年は国保診療施設関係者175人が出席しました。 開会式 開会式では、徳島県国保診療施設運営協議会の中田丑五郎会長(勝浦町長)、全国国保診療施設協議会徳島県協議会の沖津修会長(つるぎ町病院事業管理者)が主催者あいさつし、徳島県の飯泉嘉門知事(代読 長寿保険課医療介護連携担当 麻植塚佳彦室長)、徳島県国民健康保険団体連合会の原秀樹理事長(代読 工藤俊郎常務理事)から来賓あいさつがありました。 表彰式 開会式に続いて、国保診療施設事業の向上発展に功績があった者を表彰する、全国国民健康保険診療施設協議会会長表彰及び徳島県国民健康保険診療施設運営協議会会長表彰の表彰式が行われました。表彰された方々は次のとおりです。。
全国国民健康保険診療施設協議会会長表彰被表彰者
那賀町相生包括ケアセンター センター長 濵田 邦美 那賀町国民健康保険日野谷診療所 看護師 山田 泰江
徳島県国民健康保険診療施設運営協議会会長表彰被表彰者
三好市国民健康保険市立三野病院 薬局長 西岡 佳子 三好市国民健康保険市立三野病院 主任看護師 大西 和美 三好市国民健康保険大歩危診療所 看護師主任 西岡友理子 国民健康保険勝浦病院 事務局長 松本 重幸 つるぎ町立半田病院 病院長 須藤 泰史 つるぎ町立半田病院 看護師長 岸 由希枝 つるぎ町立半田病院 看護師長 平田 良子 つるぎ町立半田病院 看護主任 岡 由美 つるぎ町立半田病院 看護主任 二宮 美雪 つるぎ町立半田病院 薬剤師 長井 昭人
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パネルディスカッション
「ひとに寄り添う地域包括ケアをめざして」をテーマに、美波町国民健康保険由岐病院の本田壮一院長を司会者、島根県の隠岐広域連合立隠岐島前病院 白石吉彦院長、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部総合診療医学分野の谷憲治特任教授を助言者として、5人のパネラーが意見を述べ、出席者も含めて意見交換を行いました。
パネラー
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発表内容
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上勝町長 花本 靖
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上勝町は、「四国で一番小さな元気な町」として、地域住民や地域社会の支え合いの在り方等を考え、医療・介護・福祉等のサービスが適切に提供できる地域をめざしたい考えについて発表。
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三好市国民健康保険市立三野病院長 中西 嘉巳
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私たちが希求する「幸せな人生」を送ることについて、行政・地域・介護等などが有機的に結合した地域包括ケアシステムについて発表。
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美馬市国民健康保険木屋平診療所長 藤原 真治
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美馬市木屋平の、高齢化率(55.9%)で、過疎高齢化に対しての、輸送サービスによる診療所の受診と、訪問診療のそれぞれの患者に望ましい診療方法について発表。
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徳島県看護協会 訪問看護ステーション半田管理者 久保 敬子
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訪問看護ステーション半田の地域高齢者・小児・障がい者への訪問看護活動や居宅介護支援事業の、西部地域における推進や取り組みについて発表。
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徳島県保健福祉部 医療政策課地域医療鳴門病院担当課長補佐 渡邉 美恵
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生活支援が一体化に提供されるしくみとして、地域包括ケアシステムの構築をめざすための、国のモデル事業として在宅医療連携拠点事業の整備実施をとおしての取り組みについて発表。
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特別講演
隠岐広域連合立隠岐島前病院の白石吉彦院長から「地域医療はおもろいで!」と題して、特別講演が行われました。医師の都市部への偏在が顕著となる中、へき地・離島では、医療体制の維持が難しくなってきて、いかに医師を確保し、提供するか。多くの地域で模索が続いています。その中で、一つの解決策を示したのが隠岐島前病院で、診療科の枠を超えて、必要に応じて都市部の病院へ搬送する仕組みを作り、医療・福祉の一体的なサービス展開と、成功の秘訣と今後の展望などについて講演がありました。
研究発表
研究発表は2部に分け、研究発表Ⅰの座長を国民健康保険海陽町宍喰診療所の白川光雄所長、研究発表Ⅱの座長を美波町国民健康保険由岐病院の尾崎美紀看護師長とし、各施設から医師部門1題、看護師部門3題、放射線部門1題、検査部門1題、リハビリ部門1題、栄養士部門1題 計8題の日頃の実践を通じた発表がありました。
研究発表Ⅰ 座長 国民健康保険海陽町 宍喰診療所 所長 白川 光雄
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医 師
部 門
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那賀町立上那賀病院 和田 一馬
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「町立上那賀病院における整形外科手術の状況」
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看護師
部 門
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国民健康保険勝浦病院 石尾 朋代
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終末期医療を考える ~「終末期医療の意思確認書」の有効利用をめざして~
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医 師
部 門
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国民健康保険
上勝町診療所 金児 由華
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「高齢者の不眠症状」
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放射線
部 門
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国民健康保険
市立三野病院 星野 昇一
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「当院における手指関節リウマチのMRI検査について」
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研究発表Ⅱ 座長 那賀町立上那賀病院 看護師長 平川 和美
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リハビリ部 門
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国民健康保険勝浦病院 出越 紀美代
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「理学療法室での火災予防への取り組み」
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栄養士部 門
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国民健康保険海南病院 遠藤 絢香
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「給食アンケートと嚥下食の工夫について」
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検 査 部 門
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国民健康保険
市立三野病院 佐尾山 直幸
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「当院でのNST委員会の活動」 ~臨床検査技師の果たす役割~
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看護師
部 門
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つるぎ町立半田病院 西 カズ子
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「看護師の継続学習と個人目標の関係性」
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平成26年度厚生労働大臣・国民健康保険中央会表彰
―永年の功績により晴れの栄誉に輝く―
厚生労働大臣表彰被表彰者
徳島県国民健康保険診療報酬審査委員会委員 片 岡 善 彦
徳島県国民健康保険診療報酬審査委員会委員 幸 田 トモ子
国民健康保険中央会表彰被表彰者
徳島県国民健康保険診療報酬審査委員会委員 井 上 光 郎 徳島県国民健康保険診療報酬審査委員会委員 惣 中 康 秀
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9項目の決議と特別決議を採択
-国保制度改善強化全国大会-
平成26年11月20日、東京都の日比谷公会堂で国保制度改善強化全国大会が開催され、徳島県からは市町村長をはじめ15人が出席しました。 大会では国に対する要望として、国保制度改革は地方の理解を得た上で法制化等の措置を講じることや、国保の構造的な問題を抜本的に解決し、医療保険制度の一本化を早期に実現することなど9項目の決議と、特別決議案として国保の保険者支援制度への1,700億円の公費投入を確実に実施することと、後期高齢者支援金の全面総報酬割導入により生ずる財源を国保に優先的に活用することを平成27年度直ちに実行するよう強く要請するとした提案があり、満場一致で採択しました。 大会終了後、決議・特別決議の早期実現に向け、出席者による関係省庁・国会議員等へ決議の実現を求めた陳情行動を展開し、本会からも総務省への代表陳情と、地元選出国会議員への陳情を行いました。
≪大 会 決 議≫
一.医療保険制度の一本化を早期に実現すること 一.「持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律」 に基づく国保制度の見直しに当たっては、地方の理解を得た上で、法制化等の措置を講じること 一.国の責任において、国保の構造的な問題を抜本的に解決し、将来にわたり 持続可能な制度を構築すること 一.低所得者が多い保険者の財政基盤を強化するための1,700億円の公費投入を早急かつ確実に実施するとともに、後期高齢者支援金の全面総報酬割導入により生ずる財源を優先的に活用すること 一.構造問題を解決した上で、制度の運営に際して都道府県と市町村とで適切な役割分担がなされるよう、地方と引き続き十分な協議を行うとともに、制度を運営している現場が混乱しないよう必要な準備期間を確保すること 一.国民の健康寿命の延伸のため、保健師等必要な人材確保と所要の財政措置を講じるとともに、レセプト・健診等のデータの活用等により保健事業に熱心に取り組む市町村を積極的に支援するなど、保険者が行う保健事業を支援すること 一.効率的かつ質の高い地域医療提供体制と地域包括ケアシステムを構築するため、医師や看護師等の確保や地域偏在等の解消を図るとともに、十分な財政措置を講じること 一.社会保障・税番号の利用範囲の拡大の検討に当たっては、被保険者資格の適用適正化を推進するなど、被保険者の利便性の向上と事務の合理化を実現すること 一.国民健康保険組合の健全な運営を確保すること
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国保をめぐる諸情勢・課題の共通認識を図る
―平成26年度徳島県国保運営協議会会長連絡協議会―
平成27年1月30日、徳島市の徳島グランヴィリオホテルで市町村保険者の国保運営協議会会長・委員及び国保関係者を対象に、徳島県国保運営協議会会長連絡協議会を開催し、23保険者45人が出席しました。この協議会は、国保制度の運営の長期的な安定と地域医療の充実をめざし、国保をめぐる諸情勢や課題等の共通認識を図ることを目的に毎年実施しています。 協議会の小林昌子会長は「国民健康保険は高齢者や低所得者が多く加入していることなどから、医療費は高く、保険料負担も増大し、厳しい事業運営となっている。今後とも、誰もが安心して良質な医療を受けられるという国民皆保険体制を守っていくことが重要である」と挨拶しました。続いて、徳島県保健福祉部長寿福祉局長寿保険課医療介護連携担当の麻植塚佳彦室長、徳島県国民健康保険団体連合会の原秀樹理事長(工藤俊郎常務理事代読)から挨拶がありました。 講演として、国民健康保険中央会の野島康一審議役が「国保制度改革について」と題し、国保改革を始めとする社会保障制度改革の背景について講演を行いました。
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受診率向上への取り組みを共有 ―第19回徳島県保険者協議会―
平成27年2月5日、国保会館において第19回徳島県保険者協議会が各医療保険関係者の参加により開催されました。 主催者として、徳島県保険者協議会の工藤俊郎会長から「医療介護総合確保推進法が成立し、このことに伴い高齢者の医療の確保に関する法律に明記されるとともに、保険者協議会の業務が法定化された。また、政府・厚生労働省の方針として、全医療保険者に、平成26年度から、健康寿命延伸のため、レセプトや健診データを活用した『データヘルス計画』の策定も求められており、特定健診・特定保健指導は、国及び保険者において、更に実施率向上に向け取り組むこととなっている。保険者協議会としては、今後も保険運営の安定化を図るため、地域・職域の枠を超えて連携協力していきたい」と挨拶がありました。 報告事項として、平成26年度徳島県保険者協議会事業経過報告・会計経過報告、協議事項として、徳島県保険者協議会の運営等についてとし、①被用者保険担当者打合会の報告について②徳島県保険者協議会の事務局運営等についてが、また、平成27年度徳島県保険者協議会事業計画(案)、平成27年度徳島県国民健康保険団体連合会保険者協議会関係業務特別会計歳入歳出予算(案)、特定健診・特定保健指導について①平成27年度集合契約について②平成25年度特定健診・特定保健指導実施状況と糖尿病の実態について協議し、了承されました。
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国保保険料(税)の収納率向上をめざして
―平成26年度市町村・国保組合国保事務担当者研修会―
平成26年10月28日、国保会館で市町村・国保組合国保事務担当者研修会が開かれました。 研修会は、徳島県保健福祉部長寿福祉局長寿保険課と徳島県国民健康保険団体連合会の共催により、国民健康保険制度並びに収納率向上、保健事業等について研修し、国保事業全般の充実強化を図ることを目的とし、開催されています。 はじめに、「国保保険料(税)効果的な収納率向上対策について」と題して、厚生労働省国保収納率向上アドバイザーの小金丸良社会保険労務士より講演がありました。講演では、収納率が全体で落ち込む中、口座振替などにより収納率を大幅に上昇させた保険者を紹介し、収納率向上をめざした対策強化の必要性などについて話されました。 講演の後、徳島県保健福祉部長寿福祉局長寿保険課の新田貴子主査より国民健康保険事務について、国保連合会から介護保険の高速回線化について、それぞれ説明しました。
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数字で見る国保医療費の動き(平成26年9月~平成26年11月審査分)
国保連合会日誌(平成26年11月1日~平成27年1月31日)