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☆ 第39回徳島県国保診療施設地域医療学会 ☆ 国保制度改善強化全国大会 ☆ 平成27年度徳島県国保運営協議会会長連絡協議会 ☆ 数字で見る国保医療費の動き(平成27年9月~平成27年11月審査分) ☆ 国保連合会日誌(平成27年11月1日~平成28年1月31日) |
第39回徳島県国保診療施設地域医療学会 ―地域医療構想と地域包括ケアの新たな展開に向けて― 平成27年11月29日、国保会館にて「地域医療構想と地域包括ケアの新たな展開に向けて」をテーマに第39回徳島県国民健康保険診療施設地域医療学会が開催されました。この学会は地域医療及び地域包括ケアの実践を探求するとともに相互理解と研鑽を図ることを目的として毎年開催されているもので、今年は国保診療施設関係者155人が出席しました。
開会式に続いて、国保診療施設事業の向上発展に功績があった者を表彰する、全国国民健康保険診療施設協議会会長表彰及び徳島県国民健康保険診療施設運営協議会会長表彰の表彰式が行われました。表彰された方々は次のとおりです。
パネルディスカッション
「地域医療構想と地域包括ケアの新たな展開に向けて」をテーマに、司会者を那賀町坂口博文町長、助言者を岐阜県県北西部地域医療センター長兼県北西部地域医療センター国保白鳥(しろとり)病院後藤忠雄院長、徳島大学大学院医歯薬学部総合診療医学分野谷憲治特任教授として、5人のパネラーが意見を述べ、出席者も含めて意見交換を行いました。
特別講演 岐阜県県北西部地域医療センター長兼県北西部地域医療センター国保白鳥病院の後藤忠雄院長より「地域医療を支える仕組みづくり―郡上市における経験から― 」と題した特別講演が行われました。その中で、郡上市における地域医療、県北西部地域医療センター開始など講師自身が様々な取り組みに参加した経験を振り返りながら、医療人だけではなく、行政や何より住民との取り組みが非常に重要であることにふれ、これからの地域医療構想と地域包括ケアの時代に、それぞれの地域医療を支えるための、国保診療施設関係者の取り組み方について話されました。
研究発表
研究発表は2部に分け、研究発表Ⅰの座長を那賀町国民健康保険木沢診療所の手束文威所長、研究発表Ⅱの座長を美波町国民健康保険日和佐病院の徳永京子看護師とし、各施設から医師部門4題、看護師部門2題、リハビリ部門1題、臨床工学技士部門1題、計8題について日頃の実践を通じた発表がありました。
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8項目の決議と特別決議を採択 ―国保制度改善強化全国大会― 平成27年11月19日、東京都日比谷公会堂にて国保中央会主催の国保制度改善強化全国大会が開催され、徳島県からも市町村長をはじめ12人が出席しました。 大会では、医療保険制度の一本化の早期実現など8項目の決議について満場一致で採択しました。 大会終了後、決議の早期実現に向け、出席者による関係省庁・国会議員等への陳情を行いました。 ≪大 会 決 議≫
1.医療保険制度の一本化を早期に実現すること 1.国保の財政基盤を強化するため、国は地方との協議において合意した公費投入について、平成29年度からは毎年3400億円を確実に措置すること。さらに、新たな制度の下、国は制度運営について不断の検証を行い、持続可能な制度の堅持に必要な責任を果たすこと 1.平成30年度からの新たな国保制度の円滑な実施に向け必要な準備を行うため、国は地方と十分協議の上、制度の詳細等を早急に示すこと 1.子どもの医療費助成等の地方単独事業実施に係る国庫負担金・調整交付金の減額措置を廃止すること 1.国民の健康寿命の延伸のため、保健師等必要な人材確保と所要の財政措置を講じるとともに、レセプト・健診等のデータの活用等により保健事業に熱心に取り組む市町村を積極的に支援するなど、保険者が行う保健事業を支援すること 1.効率的かつ質の高い地域医療提供体制と地域包括ケアシステムを構築するため、医師・看護師等の確保や地域偏在等を解消し、併せて介護保険事業の充実のため介護人材の確保・育成を図るとともに、十分な財政措置を講じること 1.社会保障・税番号を円滑に実施するため、国はセキュリティ対策等に万全を期すとともに、制度の実施・運用に係る費用について必要な助成を行うこと。さらに、被保険者の利便性の向上と事務の合理化の実現へ向けた環境の整備を図ること 1.国民健康保険組合の健全な運営を確保すること
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国保をめぐる諸情勢・課題の共通認識を図る ―平成27年度徳島県国保運営協議会会長連絡協議会― 平成28年1月28日、徳島グランヴィリオホテルにて市町村保険者の国保運営協議会会長・委員及び国保関係者を対象に、徳島県国保運営協議会会長連絡協議会が開催され、18保険者40人が出席しました。この協議会は、国保制度の運営の長期的な安定と地域医療の充実をめざし、国保をめぐる諸情勢や課題等の共通認識を図ることを目的に毎年実施しています。 小林昌子協議会会長からの主催者挨拶のあと、来賓挨拶として徳島県保健福祉部保健福祉課国保制度改革対策室の麻植塚佳彦室長、徳島県国民健康保険団体連合会の原秀樹理事長(工藤俊郎常務理事代読)よりそれぞれ挨拶がありました。 その後、徳島県栄養士会髙橋会長より「食から糖尿病へのアプローチ」と題した講演がありました。その中で、糖尿病重症化予防のための徳島県での取り組みや、食べ方やバランスといった食事のポイントについて説明がありました。 続いて、国民健康保険中央会柴田雅人理事長より「国保をめぐる諸情勢について」と題し講演があり、国保制度改革の概要や、新たな財政運営の仕組みについて説明がありました。
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数字で見る国保医療費の動き(平成27年9月~平成27年11月審査分)